小さい子どもとの長距離フライトってほんとうに大変です@@;
ここでは子供連れ(おもに1~3歳のぐずりやすい年齢)で海外へ長距離フライトするときの機内でのすごし方、持って行くといい役に立つものをまとめてみました。
これから子連れで海外にいく予定のパパママ、海外に行きたいけど子供が小さいから不安・・・という方の参考になれば幸いです。
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子連れで飛行機で海外へ行くときのアイディア15!
1.おもちゃを数パターンに分けてあそばせる
小さなおもちゃを数パターンに分けジップロックにセットして、小出しにしてあそばせましょう。
できれば遊ばせたことのないオモチャや、見せたことのないオモチャがいいです。子供は目新しいものに食いつきがいいのですから!
「ずっと遊んでくれている」という鉄板アイテムがないかぎり、ひとつのオモチャで長時間あそばせるのはムリ!というか、かわいそうです。
お子さんが「あきてきたかな?」と思ったら「はい、これっ!つぎっ!」とちがうオモチャをあたえて、気分転換できるようにしましょう。
パターンは多いほどぐずつき防止に役立ちます。とくにお子さんが飽きっぽい性格なら、なるべく工夫をこらしたセットを用意しましょう。
小出しにして飽きさせない!
オモチャパックは「パターン1クレヨン」、「パターン2折り紙」、というかんじで、まったくちがうジャンルの中身をセットしておくと目新しく子供もよろこぶでしょう。
お絵かきが好きなお子さんならノートもいろんなタイプを用意しましょう。小さなメモタイプもつかえます。
色紙とかいろんなパターンの紙でもいいですね。はがして遊べるポストイットもあそべます。
子どもを集中させるには、これまでに遊んだことのないタイプのおもちゃが効果的です。テンションが上がってしばらくは持つでしょう。
オモチャセットは100均のファスナー付きのケースにまとめて入れておくと取り出しやすいです。ケースは足元に置いておくといつでも取り出せてGOOD。
お子さんがよろこびそうなものなら何でも役に立ちますが、音の出るおもちゃは機内ではNGです。
どんなに音が小さくてもせまい機内ではどうしても音がひびいてしまいます。
まわりの方へ迷惑をかけないためにも、音がでない遊びものをあたえましょう。
2.キッズミールをたのしく
キッズミールは子供が楽しめるようにあらかじめセットされていますが、ほかにお子さんが好きなものも用意しておきましょう。
ふだんは買わないようなキャラクターふりかけとか「あれ??」ってよろこぶかも!
また、お気に入りのスナックなどを小分けにして持っておきましょう。パパママのスナックも忘れずに。
3.好きなアニメやテレビ番組を見せる
旅行のまえにお子さんが好きなアニメやテレビをデバイスに入れて機内で見れるようにしましょう。
機内エンターテイメントにも数えきれないほどのアニメやテレビ番組が入っていますが、お子さんが好きな番組があるとは限りません。
iPadやスマホにダウンロードしてもって行けば、いつでも好きなときに好きな番組がみれて子どもはゴキゲン♪
わざわざダウンロードしなくても機内wifiでよくない?という話もありますが、国際線の機内wifiは有料だし、Youtubeなどの動画サイトは容量が大きいのでみることはできません。なのであらかじめデバイスにダウンロードをしておきましょう。
デバイスのバッテリーは、今ではほどんどの長距離フライトの飛行機にはUSBかAC電源でデバイスに充電できるので、心配はありません。
写真はアメリカン航空のボーイング787の電源
(※自分の便に乗るまえにたしかめましょう!)
アニメやテレビ番組は、動画配信サービス(VOD)からのダウンロードがおすすめ。
アンパンマンやディズニー、ヒーローもの、しまじろうなど各サービスにめちゃくちゃたくさん入ってます。中でも子ども向けが充実しているサービスはこちら。
キッズ番組がおおくダウンロードできる動画配信サービス(VOD)
Hulu
日テレ系の動画配信サービスでアニメが充実しています。特撮ヒーローもあるので男の子がいるならこちらですね。
おもな作品---アンパンマン、ポケモン、いないいないばぁ、仮面ライダー、妖怪ウォッチ、スポンジボブ、キラッとプリ☆チャン、しまじろう、とっとこハム太郎、みぃつけた、など >>Hulu
U-NEXT
ここにない動画はないんじゃないかってくらいの作品数がそろっている。世界名作劇場もあり親もたのしめそうなのはこちら
おもな作品---ディズニーアニメ、かいけつゾロリ、アンパンマン、えいごではなそう!、おかあさんといっしょ、きかんしゃトーマス、名作アニメ、おしりたんてい、アイカツ、名探偵コナンなど 絵本や教育アニメも >>U-NEXT
4.機内エンターテイメントのためのアイテムを用意
機内エンターテイメントのアニメやゲームを問題なく楽しめるよう、準備しておきましょう。
子供用ヘッドフォン
おすすめは子供用のヘッドフォンです。バンダナタイプなら頭のカタチにピッタリ合ってズレないので、アニメや映画やゲームをよりたのしめます。
下の写真のような、こんなかカワイイねこさんやウサギさんのカタチをした子供用のヘッドフォンもがあります。ゴテゴテしていないので、これなら寝るときもあまりジャマになりません。
ヘッドフォン用プラグ
つぎに飛行機のヘッドフォンの挿入口用プラグです。自分が最近乗ったJALのボーイング777は、ヘッドフォンの口が2個でした。私のヘッドフォンは1個口。片方しか音が出なくて12時間イライラのフライトでした。
ジャックが合わないのは致命傷。これは必需品です。
ヘッドフォン分岐ケーブル
そしてイヤホン、ヘッドホンの分岐ケーブル。子供といっしょにアニメを見たり、ゲームをしたりするときに便利です。ただし使うときはヘッドフォンをしているので大声で会話をしないように気をつけましょう。
おしゃべりができる3歳以上の子供だったら、おうちで「ヘッドフォンの時はこうやって静かに話そうね。」って、ヒソヒソ話の練習をするのも楽しいかも!!(^^)
5.足元スペースのクッションで快適にしてあげる
子供は床に足がつかないので宙ぶらりんになってしまって可哀想です。あまり長い時間足をぷらぷらしていると疲れてしまいます。
2000円以下で足元スペース用の膨らますクッションがあるので用意してあげましょう。子供が寝てしまった時にも足を伸ばせることが出来て便利です。親も足をのばしてお腹の上に子供を乗っけてあげることもできます。
パパママも長距離フライトでは足が疲れてきます。こちらのフットレストを使うと信じられないくらい足が楽ですよ。13時間のフライトでもまったく疲れなくなりました。超おすすめです!
6.サッと履けるスリッパを用意する
子供がぐずったりしたときのために機内ではすぐ履けるスリッパを用意しておきましょう。またはすぐ履ける靴で搭乗しましょう。
「トイレ!」と言われたときにゴソゴソ靴を履いていては、子供は待てないかもしれません。サクッと立てる準備はマストです。(ちなみにJALのプレミアムエコノミーにはスリッパが用意されていると思います。ANAはどうかな?)
7.お着がえセットを作っておく
子どもの下着や靴下、お着がえをパックして持っておきましょう。もしジュースや水をこぼしてしまったら・・・。疲れからおねしょをしてしまったら・・・。
ふいても濡れた服はオトナでもイヤですよね。お着がえをセットで用意しておけば、サッと取り出して着がえさせてあげることができます。
また飛行機によって機内の温度はマチマチです。日系の飛行機の機内はどちらかというとあたたかく、海外の航空会社の機内は温度を低く設定していることがあります。温度調整できるよう、コットンの下着や上着を用意してあげましょう。
長い一日なので、できるだけ快適な空間をつくってあげましょう。
8.いつも使っている食器やカップをもって行く
使いなれている食器でお食事
お子さんが自宅でふだん使っている食器やカップをジップロックに入れて持って行きましょう。
機内で出される使いなれないスプーンやフォークだとついこぼしてしまうかもしれません。機内の狭いシートでは汚れをふき取るのは大変です。防水のスタイやエプロンを用意するのもいいですね。
9.収納力の高いバッグをつかう
さて持ちもの編は以上ですが、すべて持って行くとなるとけっこうな量になっていますよね。
荷物が多い旅行の時は、バッグの使い勝手も大切です。役に立つのが収納能力の高いバッグです。
モバイル用小物ケース
こちらはモバイルグッズ用の収納ケースですが、小物を一目でわかるようにサックリ収めることができます。子どものお薬だったり、ペンをカラフルに収納したり、アイディア次第でいろいろつかえてとても便利。
赤ちゃんなら、このバッグのポケットひとつひとつにおもちゃを入れておくだけで、入れたり出したりしてあそべるいいオモチャになりますよ。赤ちゃんってポケット大好きですから。
リュック型マザーズバッグ
バッグは、リュック型のマザーズバッグがなんといってもイチバン!ママのことを考えられた設計で、細かいところにアイディア満載なので、小分けにしたジップロックもスッキリ収納出来て、サッと取り出せます。両手も自由になります。
モバイル用バッグパック
パパなら、PCバッグパックが整理整頓して収納できて便利。
子連れはとかく必要なものを「サッと取り出す」がポイントです。デジタルデバイス向けのバックパックは容量が多く、コンパクトにまとまっていてポケットがあちこちに着いているので、とても使い勝手がいいです。
この手にはカラフルなカラー、パステルカラーもあるのでママでも使えそう。
10.できることなら夕方便で飛ぶ
たとえばニューヨーク便ですと、成田を夕方6時半ごろ出る便があります。これだと、飛行機に乗って1時間半くらいたった7~8時にご飯が出て、そのあと機内が暗くなってお休みタイムになります。なので、子供は通常のスケジュールに近い環境で機内ですごすことができます。
着いたときにあちらも夜なので、着いてからまた寝れるので時差ボケしにくいです。旅行の計画を立てるときに便をえらべる余裕があるなら考慮したい点です。
11. 搭乗前には歩かせて疲れさせておく
搭乗前の準備としては、空港内をぷらぷらと歩き回りできるだけ運動をさせておきましょう。機内でぐっすり寝てくれる確率が高くなります。でも疲れ過ぎると逆にぐずりの原因となってしまうので、適度に歩かせましょうね。
もし歩き回って汗をかいてしまったら、搭乗前に汗ふきシートなどで汗をきれいにふいてあげましょう。体はサッパリ、疲れているのでごはんを食べたらすぐにぐっすり寝てくれるかもしれません。
12.1週間前から体調をととのえておく、ワクワクさせておく
搭乗日の1週間ほど前になったら、規則正しい生活で体調を整えてあげましょう。
飛行機の乗るときにサイアクなのは風邪ぎみでのフライトになることです。鼻の奥に粘膜が出ていると上昇・下降時の耳の痛みやつまりがひどくとてもつらい思いをします。おとなならガマンできても子どもにはムリです。
毎日ぐっすりねむらせて、健康的なごはんをだして、風邪などひかないようしっかりと管理してあげましょう。
また3歳以上のもの分かりがついてきた子供なら、おやすみ前などに旅行について「楽しみだね」っておはなしをして、「旅行は楽しいもの」とワクワク感を持たせておくのもいいですね。
13.親も睡眠をたっぷりとっておく
旅行前はとにかくバタバタで、パパママも大変です。とくに子供がふたり、3人と複数ならいくらたのしみな旅行と言えどもストレスがたまってくると思います。
が!ここは子供のため!親もしっかり自己管理をして、よけいなストレスから子供に当たってしまわないよう、自分をコントロールしておきましょう。
もしイライラして子どもにキツく当たってしまったら・・・自分にとってはたった一回ひどく怒っただけと思っていても、子供にとってはたのしい旅行の思い出より悲しいトラウマになってしまいます。
飛行機に乗る1週間くらい前からは、なるべく家族みんなでリラックスして過ごすように心がけましょう。
14.不意のトラブル用のセットを作っておく
アメリカで体験したことですが、日本へ帰ろうとしてアメリカ国内の3つの空港に飛ばされ、日を越して50時間以上帰れなかったことがありました。
そのあいだ着替えなどの荷物がつまったスーツケースは飛行機に乗ったまま。コロコロひとつでアメリカ国内をアチコチ移動するハメに。
このときに役に立ったのが、こんなこともあろうかとセットしておいた1,2泊用のお泊りセットです。
中身は、
スキンケアのトラベルセット(お試しセット)、下着、歯ブラシ、歯磨き粉、日本の薬(頭痛薬・胃薬)、カットバン、シャンプーリンスのお試しサイズパウチ、小さいタオル、ブラシ、ポケットティッシュ、ナプキン、20cm×10cmくらいの100均のポーチにコンパクトにまとめたものです。
子供用と自分用にこれだけあればなんとかなるという最低限のアイテムをセットがあると安心。
アメリカの場合ですと、モーテルや小さいホテルには歯ブラシセットはありません。シャンプー・リンスがないこともほとんどです。
15.ハーネスで迷子防止!
大きな空港はどこも人でごったがえしています。さらに近年は世界中で治安にも不安があり、ちょっとでも子供から目を話すのかキケンすぎます。特に2,3歳くらいの子供は好奇心旺盛ですから、あっとうまにどっかへ行ってしまうかもしれません。
ちっちゃい子どもには、ハーネスをつけてしっかりと側からはなれないようにしておきましょう。旅行で親も疲れて、ふっと寝落ちして目を離してしまった、ということもあり得ますから!
ほかにもミッキーマウス、天使の羽やクマさん、うさぎさんなどかわいいデザインがいっぱいです。子どもがしょってるだけでもかわいいのでぜひチェックしてみてくださいね。
あと手首につけて迷子防止をするアイテムもあります。空港では気を付けすぎるという事はありません。しっかり子どもを守ってあげましょう。
子連れで飛行機での海外旅行:まとめ
こちらの記事を読んで、子供を飛行機の乗せるだけでずいぶんと神経質だなぁと思った方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、高いお金を出して搭乗している周りの人たちに迷惑をかけないようにすることは、最低限のマナーですし、対策をして当然のことです。自分が反対の立場になった今、それをひしひしと感じます。
そして、過去に子連れで長時間フライトを経験し、子どもが泣いて迷惑をかけてしまったことを今でも本当に心の底から申し訳なかったと思っています。
その経験から、親とほかの乗客のみなさんの両方が少しでも快適なフライトをできればと思いこの記事を書きました。
これから子連れで海外へ長距離フライトをする方のお役に立てたらうれしいです。
さいごに:老婆心ですが子供はあっという間に大きくなって親元から巣立って行ってしまいます。いつか「小さかった時いっしょにフライトしたな~」なんてなつかしく思う日がかならずやってきます。
かわいいお子さんとの貴重な体験を思いっきり楽しんでくださいね♪(*^^*)
おまけ
チェックしておきたいポイント
- 出発の前には、子どものパスポート、入国管理関連の書類がすべて揃っているか確認しましょう。(特に転勤の方)
- ベビーカーやカーシート、ハーネスなどをもって行く場合は、連絡先(名前、住所、電話番号、メールアドレス)を書いたラベルを付けておきましょう
- 治療中である、乗りもの酔いをしやすいという子どもと登場するときは、母子手帳やおくすり手帳、おくすりを忘れずに!
- ふだん与えているおやつや飲みものは十分な量を用意しておきましょう
- オムツやお尻ふきなどオムツ替えに必要なものは忘れずに
- 飛行中に赤ちゃんがたっぷり水分をとっているか気をつけましょう
- 上昇・下降時の耳の痛み対策として、おしゃぶりや哺乳瓶、キャンディー、ビスケットなどを用意しておきましょう。口に入れておくと痛みが軽減できると言われています
Have a safe and fun trip with your kid(s)!