

お待ちかねのバケーション♪旅行に行くのは楽しみだけど、大型スーツケースに大量の荷もつを詰め込むのはアタマも使うし大変な作業ですよね。苦手な人も多いのではないでしょうか。
でもちょっとひと手間くわえてスーツケースの中を整理整頓しておくと、「あれどこだっけ!?」「スーツケースが閉まらない!」なんてトラブル知らずで旅をスムーズに楽しむことができます。
これから紹介する「失敗しないスーツケースの詰め方」をぜひ参考にしてみてくださいね ('ω')ノ
もくじ
スーツケースの詰め方のコツ!まずは仕分け袋で単品をすべてパックしておく
スーツケースの中をスッキリと見やすく、中身を取り出しやすく詰めるときの必需品がジップロックなどのファスナー付きストレージバッグです。
小分けのパッキング用にストレージバッグを「大・中・小・もっと小さい」の4パターン用意します。
- 大(L)サイズは洋服用
- 中(M)サイズは主に化粧品など
- 小(S)サイズはハンカチやコンタクトレンズなど小物用
- そしてもっと小さい(SS)サイズはアクセサリー
これらはすべて透明な袋を用意します。
理由は、
●宿泊先で開けたとき、何がどこにあるかすぐ分かるようにため
●空港などで何らかの理由でスーツケースを開けなくてはならくなったとき、相手(この場合は検査官など)にも一目で中身が分かるようにするためです。
中身の見えない不透明なバッグ(入れもの)に詰めていると、中身チェックの検査時間も長引きますし、「なにか隠しているんじゃないの?」と怪しまれることもあります。
ですので下着以外はできるだけ透明な袋に入れておきます。
化粧品やおしょうゆなどの液体も、すぐに中身が分かるように透明な袋に入れておきましょう。空港は液体物にとても厳しいです。
コートなどの分厚くて大きい服は圧縮バッグで
ダウンジャケットや厚手のコートは、バキューム式の大きな透明の収納バッグに入れて持っていきます。
値段は少々高めですが、バキューム式でペッタンコにしておけばカサ張らないし、くるくる丸めて片すみに収納することもできます。パッキングがしっかりしているので防水にもなります。
また、バッグとバッグのあいだにワレモノを挟めてクッション代わりに使うこともできます。

ロングブーツやブーツ類は100均で売られている、中が仕切られているタイプのブーツ用の袋に入れていきます。
皮製品のキズつき防止にもなるのでおすすめ。さらにビニール袋を中に常備しておくと、泥や土、濡れてしまったときの汚れ対策になります。
洋服のたたみ方。すべての服をサイズを同じ幅にして袋に入れる
スーツケースに詰める服は、まずコーディネイト別に並べます。
そして服をたたんで入れるためのバッグを用意。
服をストレージバッグの幅に合わせて、きちんとたたんでいきます。
袋をわきに置くか、袋の上に乗せてたたむと同じサイズにできます。
きっちりよりもほんの少し、余裕がある幅にしましょう。こうすると、薄めの服であれば2,3枚の服をまとめて入れることができます。
服はなるだけシワが寄らないように畳みましょう。できれば最初にアイロンがけをしておくとベスト。
毎日のコーディネイトごとに袋に詰めていきます。
デニムや厚手のスカートなどは入りませんから、その時はどの服とどの服を合わせるか、コーディネイトを書いたものを一緒に入れておきます。(コーディネイトの写真を撮ってスマホに入れておくのも◎)
その日の分の下着もいっしょに入れておくとさらに便利です。
こうしておけば旅先で「今日はどれを着ようかな」などと迷わなくてすみます。特に子供連れの場合はその日の分をサッと取り出して着せることができるので、時間短縮にもなります。
家族旅行のときは、みんなでそれぞれパッキングしておくといいでしょう。

化粧品もひとつづつ袋にパッキング
液体の化粧品もクリームタイプは、まず小袋に1つか2つ入れさらに大きい袋に入れて2重にしておきましょう。
クリームは漏れないから大丈夫と思っていましたが、前回旅行した時にチューブが破れてベロベロになったことがあるのでそれ以降クリームでも注意しています。
コスメで注意したいのが、オイル系の製品を持っていくときです。
飛行機で長時間揺られると、かなりの確率でオイル系の液体はどこからかしら漏れ始めます。なんでしょうね、あれ。漏れるんです、オイルって。
しかもオイルが服についてしまうと中々落とせないんですよね。白い服に着いたらシミが目立って悲しい・・・なので、ヘアオイルなどは口をラップでしつこいほどカバーします。
まず輪ゴムとラップを準備します。
ラップでピタッと口を封じ、残りはグルグル巻きます。
輪ゴムで割とキツめに縛ります。
最後にキャプをかぶせます。
これをさらにファスナー付きバッグに入れておきます。
これだけしても漏れることがありましたから、オイル系は本当に気をつけないと、大切な服にシミを付けたりしかねません。十分気を付けてくださいね。

クツは収納場所と考える
クツは中が空洞なので、収納できるスペースです。
臭いのことを考えて袋に入れて、靴下や丸められるキャミ、下着などをぎゅう~っと詰め込みます。これは、靴の形をキープするのにもよい方法です。
カタチがくずれてほしくないヒールやブーツは、透明な袋に入れて、靴の箱に並べます。そして隙間を埋めるように、丸められる服やハンカチなどを詰めます。
フタをしたときに上部に隙間ができるようでしたら、そこにもなにか入れておきます。
フタをしたらパカンと開かないように輪ゴムで止めておきます。テープは検査のときに面倒だし、いちど剥がすと戻せなくなるので輪ゴムの方がいいです。
余談ですがお土産をクツの中から出して渡す、なんて粗相のないよう気をつけましょう!
スニーカーは買い物袋でぎゅーっと縛る
スニーカー系は交互にして合わせ、プラスティックの買い物袋に入れて上をぎゅーっと絞っておきます。
ぎゅぎゅっと固く結んでおきましょう。
こうするとくずれません。
スリッパやぺったんこシューズもこんな風に、ぎゅっと袋に詰めます。
スーツケースへ荷物を詰める順番
さて、荷物をすべてバッグや箱に詰めたら、次はいよいよスーツケースに詰め込みましょう。
鉄則は、キャスターが付いてる方、つまり下の方に重いものを置いて行きます。重いものを上に置くと、スーツケースを立てたときに中身がクシャッとなってしまうからです。
下の方の端っこの角から荷物を詰めていきます。
ジーパンなどのデニム服は重みがあるので一番下に入れてましょう。カメラやCD、陶器製品など壊れやすいものは100均のプラスチックケースに入れておきます。
プラスチックケースは、壊れもののお土産を持って帰るのにも役に立ちます。行くときは服を詰めて行き、帰りはお土産を入れるという使い方もできます。
100円なので万が一いらなくなって捨ててもあまり惜しくはありませんよね。

・くるくるドライヤーやヘアアイロンはタオルや服で巻いておくと安心です。
・ガラスのビンに入った化粧品などは割れてしまわないように、洋服など柔らかいものの中央に置きましょう。
TSAの抜き打ち検査にかかると、液体が入ったビンでも開けられて中を確認されることがります。
私の場合はビンに入ったラー油が開けて検査されていました@@;キチンと閉められていないこともありますので、出来ることなら液体の入ったビンは入れないことが望ましいです。
【メモ】ハードスーツケースの横のファスナーは広げておかない
軽量化しているハードスーツケースの中には、ヨコにファスナーが付いていて容量を増やせるようになっているものがありますが、できるだけファスナーを開けておくのは止めましょう。
空港でアナタのスーツケースが信じられないくらい雑に投げ飛ばされるかもしれないからです。
私は実際にその様子を目の当たりにし、「おいおい~っ!!!ちょっとぉ~~~っ!!」っと叫びたくなったことが何度かあります。
さらに飛行機に積み込むためのコンテナ内には、スーツケースは容赦なくどんどん上に積み上げられていきます。

ギューギュー
このとき、上にほかのスーツケースが乗れば乗るほど、あなたのスーツケースへの負担は増え、最悪だと中のものが圧縮されて壊れてしまうかもしれません。
以前、自宅から成田空港へファスナーを開けてパンパンに詰めたスーツケースを送ろうとしたら宅配業者さんに「中身の保証はできませんが・・・」と言われたことがあります。かなり山積みにされのるだと思います。
ですので、「中はつぶれてもいいモノだけ」というとき以外はファスナーを閉めてあずけるようにしましょう。

荷造りの約お約束!入れていけないものは絶対に入れておかない!
※セントレア国際空港公式ホームページより
さいごに、国土交通局の規定で入れていけないものは、スーツケースには絶対に入れないようにしましょう。
・国土交通省による説明ページはこちらです。
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr2_000007.html
・手荷物、およびスーツケースにいれてはいけないリストはこちら
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201412/4.html
・政府インターネットテレビ
空港に行く前に確認!飛行機に持ち込めないモノ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg12075.html
X腺で中身がバレました・・・
もう20年以上も前の話になりますが、友人へのお土産に日本酒の一升瓶を隠して運ぼうと試みたことがあります。スーツケースの真ん中にバスタオルにくるんで入れておいたのです。
そして検査のとき検査官に「何か中に壊れ物はありますか?」と聞かれて「ないです。」ときっぱり答えました。
でもエックス線検査でバッチリ一升瓶 が写っており、「これは何ですか?」と聞かれてめちゃくちゃ恥ずかしい思いをしたことがあります。
バレなきゃいいだろう。と思って入れておいても、昨今セキュリティ機器は高性能ですので必ずバレます。
せっかく完璧にパッキングしたと思っても、中のものを出す羽目になったらめんどうだし、なにより空港のカウンターの前でスーツケースを広げるのはとても恥ずかしかしいです。
詰める前に国土交通省のリストを今一度見返しておきましょう。

アメリカの税関でスーツケースの検査をされた話
こんな経験もしたことがあります。
アメリカ・シカゴのオへア空港で荷物の検査のために別室に送られました。どういう基準でチェックする対象を選んでいるのか分かりませんが、多分ランダムなのだと思います。
その時は、スーツケースの隅から隅まで中身も出してかなり詳しく調べられました。
日本で買ったクルミパンは中身を確かめるため検査官に手で半分にちぎられ、友人へのお土産にと包装紙でラッピングしていたお菓子はバラバラに開けられました。
また、お土産のインスタントラーメンを見て「スープのベースは何か?」と聞かれ、「豚肉」と答えたところ、あえなく全部没収でした。
やはり「持って行ってはいけないものリスト」を守らないとこんな目に遭うこともあるのです。気を付けてくださいね。
スーツケースの詰め方:まとめ
さて、スーツケースの詰め方は以上です。
余談ですが、自分はおみやげなどで不覚にも荷物が増えてしまったときのために折りたたみの式のボストンバッグを予備で持って行きます。
キャリーバッグのポールに差し込めるパッチがあるタイプなら、しっかり固定出来てずり落ちないのでおススメです。
旅先では「できるだけ身軽にしておく」が上手に楽しむコツです! (o´・ω・`o)ノ゙
あと、コレ大事!
スーツケースには目立つネームタグを付けておきましょう!
大都市の大きな空港のラゲージ引き取り場では似たようなスーツケースがわんさか流れてきます。
また、係りの人が先にスーツケースをベルトコンベアから下ろして、まわりに無造作に並べていることもあります。
自分のスーツケースにはできるだけ目立つ、オリジナリティのあるネームタグやスーツケースバンドを付け、まちがい防止対策をしておきましょう。
さいごに:汚れ物をどうするか?
さいごに旅行中に出る汚れもののお話。
旅行に行くと必ず汚れものが出ます。汚れものをしまうには100均で売ってる洗濯用のランドリー袋を持って行くと重宝します。
こんなの↓
服を整理して入れておいたジップロックに、いちど着た服をたたんで戻すのはめんどうだし、長期の旅行だと汚れものがゴチャゴチャになってしまうことも。
なので一度着たものはランドリー袋に入れるようにしておくと、旅行先でスッキリ整理整頓できて便利です。
さらに下着用、白物用、カラー用とランドリー袋を何枚か用意し、着替えるたびに仕分けをしておけば、旅行から帰って洗濯機にポンといれるだけで洗濯OK!
旅行からもどったあとってスーツケースを整理するのはおっくうなもの。気づけばずうっと開いておきっぱなし、なんてことになりがちですが、これなら整理もはかどりますよ。
家族みんなで旅行のときは効果絶大。パパさんが気を利かせて旅行先で仕分けしておくと株が上がること間違いなし!!
洗濯ネットはランジェリー用から厚手のセーター用、型崩れしない靴用までありますから、ここはぜひいろんな大きさをそろえておきましょう。一度買っておけばその後の旅行でもずっと使えますからコスパもいいです。
ランドリーバッグにはこんな使い方も
ランジェリー用の丸い形のランドリーバッグ(ブラ用)は、マグカップほどの大きさのわれやすいお土産をタオルでぐるぐる巻きにすると、すっぽり入って収まりがいいです。
厚手の箱はスーツケースに入れると余計な隙間が出来ますから、こうしてタオルで巻くと隙間もキッチリ埋められます。ファスナーなので開いてしまう心配もなし。
小ぶりなお土産も、服やタオルにくるんで小さめのランドリーバッグに入れておけば、スーツケースがパカッ!と開いてもバラバラになる心配がなくて安心です。
軽いし、何度も使えるし、いろんな形のものを入れられるし、ランドリーバッグってほんと優秀です。大きめのバッグならセーターやコートもすっきり詰められます。
よい旅を!
というわけで、スーツケースをきれいに詰めるためには「ジップロック」と「ランドリーバッグ」この2点があればコワいものなし、です。
スーツケースで旅行の際にはぜひお試ししてみてくだいませ。
スッキリ気持ちよく詰め込んでストレスフリーな旅を楽みましょう!
