ホノルル警察でポリスレポートの郵送の手続き
盗難現場ではポリスレポートナンバーを出してくれた警官に、あとでホノルル警察署の「Communications - Honolulu Police Department(緊急対応課)」に連絡を入れるよう言われていました。
ホテルについて電話をかけると私たちの盗難はすでに報告されていて、担当の女性から次の日の午前中に「ホノルル警察署の”Record and Identification”に来るように」、そして「ポリスレポート郵送用に、自分の住所を書いた封筒と切手持って来るように」と伝えられました。
翌日、同じくバッグを盗られた同行の日本人の方とホノルル警察署へ。
”Record and Identification”は署の入り口のすぐ横、正面から右手にありました。ここは玄関より手前になるため、署の中まで入ってセキュリティーを通る必要がなかったです。
オフィスの中に入るとすぐに窓口に呼ばれました。
窓口では名前を伝えて封筒を渡すだけ。手続きというほどのものは何もありませんでした。あとは仮の身分証明証の「 Letter of Verification」を受け取って終了。あっけないことにほんの5分程度で用は済みました。
係りの人は「大丈夫よ、ちゃんとやっておくから。」と優しい対応でテキパキと処理をしてくれ、さいごに「大変だったわね・・・」とねぎらいの言葉をかけてくれました。それまでは気が張っていたのでここに来てちょっと泣きそうになってしまいました。
ホノルル警察署の人はみんなとってもやさしかったです(;;)
ポリスレポートは2、3日後にそれぞれの住所に発送されるとのことでした。実際に一週間後には手元に届きました。
事後にやったことまとめ
被害に遭ったあとにやったことをまとめると以下です。
- 「911」「日本領事館」に電話
- カード会社に電話してカードを止めてもらう
- 「Honolulu Police-Communications(緊急対応課)」に電話
- 翌日ホノルル警察署の”Record and Identification”オフィスに出向く
「 Letter of Verification」を受け取り、ポリスレポートを郵送してもらうための封筒を渡す - 在ホノルル日本領事館にて仮パスポートの発行手続き
日本のパスポートをなくした場合は、ホノルル日本領事館で3日間だけ有効な仮のパスポート(帰国のための渡航書)を発行してくれる。ちなみにこのときは、旅券窓口にお昼12時までに来るように言われていたため、朝早めに領事館へ出向き、その場で写真を撮ると午後には仮パスポートが出来上がっていました。 - 帰国便の手配
●ホノルル領事館のウェブサイト
各種申請・届出 平成29年3月31日掲載
パスポート申請・帰国のための渡航書
https://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/passport04.html
ちなみにこちらが正式なポリスレポートの発行前に出してもらえる「身柄証明」のような「 Letter of Verification」です。
※公式書類のためボカシ&ねこ加工を施しています。
飛行機にはパスポートか身分証明証がないと乗れませんが、このレターを身分証明証として提示できました。
内容はホノルル警察署員の署名入りで、いつどこで何を取られたか、ポリスレポートナンバー、公式のスタンプが押されており、発行は無料でした。
(日本への帰国なら、日本領事館発行の「帰国のための渡航書」があれば「letter~」は必要ないのかもしれません。確認が必要です。)
身分証明書なしで飛行機に乗ったときの記録
さて、午前中にレターをもらったその足で、午後のアメリカ国内線に乗るため同行者にホノルル空港まで送ってもらいました。
送ってくれた人はすぐ帰ったので、私は初めての空港でポツンとひとりぼっち。しかも本当に飛行機に乗れるかどうかまだわかりません。
デルタのチェックインカウンターで状況を話し、カウンターの人は手紙を見て「ほかに身柄を証明するものがないのですね?」と確認すると、社員さんと何かを話していました。(ここでも「大変でしたね」と声をかけてくれました。ハワイの人やさしい)
搭乗OKが出たためスーツケースをあずけて搭乗券をもらい、セキュリティーチェックへ。
そこで係りの人に「身分証明がないけどこの書類は持っている」と伝えると、「なんとかこうとか!」(多分 I Iなんとかという4つのアルファベットだった)とそのセキュリティーの人がほかのセキュリティーの男性を呼びました。
すると「あなたはそこで立って待ってて。」と指示され、セキュリティーチェックのすみっこにしばらく立ちんぼすることに。まるで職員室に立たされてる生徒みたい・・・
セキュリティーの人は書類を見ながらどこかへ何度も電話をかけていました。
セキュリティーチェックの隅に立たされること約20分
でもずっと誰も出ないらしく、待つこと20分余り。。。
やっと誰かが応対したあと、以前の住所や親類の名前などいくつかの質問をされました。セキュリティーの受付のお兄さんたちはすごくにこやかでしたが、この担当の方は仕事上かとても寡黙で緊張しました。
質問を終えて無罪放免となり、次は「バッグを流して。僕が先に行ってあっち側でまっているから。」との指示。
お兄さんは私の搭乗券も書類ももって、透視スキャナーの向こう側へ…。書類がなくなった私はこの時点では、もはやほんまもんの住所不定・身元不詳なアジア人のおばさんです(;;)
透視スキャナーを通るとさっきのお兄さんが出口で待っていました。そしてさらに、スキャナーの横のちょっとした別枠みたいなところに行くように指示されました。
今までに経験したことのない厳しいボディーチェックを初体験
そこではスレンダーな金髪のお姉さんが「全身ボディーチェックをします。」と言ってビシッ!と手袋をはめて待っていました。
全身をくまなく、それこそ股間までビッチリ手でまさぐってのボディーチェックを受けました。あんなに厳密にボディーチェックされたのは生まれて初めてです。すごく恥ずかしかったし、とってもとってもくすぐったかったです。
ここまで厳密にチェックされ、ようやくゲートに行くことができました。セキュリティーに入ってからの所要時間約1時間。もうちょっと長くかかっていたらあやうく国内線を逃すところでした。2時間以上前にチェックインしておいてよかったです。
ゲートに着いたのは搭乗しめきりギリギリの時間。これで間に合っていなかったら・・・と思うと冷や汗ものでした。
マカプールックアウトは有名な盗難スポットだった
ところで空港の換金所の人にマカプーポイントでバッグを盗られた話をしたら、その人は首を大きく横にふりながら「あそこはダメヨ~。どろぼうが多いって有名なんだから。I'm sorry」と言われました。
なんとマカプールックアウトは地元の人によく知られている盗難ポイントだったのです!
前もって旅行先のことを調べておかなかったのは大失敗!これからは初めての場所に行くときは必ず犯罪事情を調べて予備知識を付けていこうと固く心に誓いました。
代償が大きかった今回の経験ですが、この記事がハワイに行く方のお役に立てたら幸いです。もし行くときは十分すぎるくらい注意をしていくようにしてくださいね。
おなじ目に遭う人が出ませんように!
ハワイは治安が悪い!?車上荒らしにあって分かったハワイの犯罪の実態
ねこのめねこのめです。浮かれポンチで観光していたら、お財布もパスポートもスマホも入っていたバッグを盗まれました・・・ハワ ...
続きを見る