これがハワイの犯罪の実態!治安がいいところ、悪いところは?
ハワイ旅行に行く前は、ハワイには治安の悪いところなんてなく、島全体が平和な常夏パラダイスだと思っていました。
何度もハワイに足を運んでいるハワイ通の方たちとの旅だったので、おまかせしちゃお~♪っと軽い気持ちでなにも下調べもせず浮かれていたのが、今思えば運の尽きだったのでしょう。
盗難に遭ってはじめて”この島ってもしや・・・”と思い、治安の悪い地域や犯罪率を調べてみたら、大変、大変!
この島は常夏パラダイスどころか、犯罪パラダイスだったのです。
ホノルル警察署のサイト内にある以下の地図が、ハワイ(オアフ島)でいかに犯罪が多発しているかがハッキリと分かります。
なんとこの地図に表示されているのは、たったの一週間分の犯罪です。
一週間で各種の犯罪が計800件あまりも発生しています・・・(汗)
ホノルルなんかもう犯罪マークで地図が見えないほど!毎日毎日120件ほどの何かしらの事件が起きているのですね。
観光客の車上荒らしごときですぐ出動してくれない訳です…。
地図上にあるのは警察が把握している分だけですから、実際の数はきっともっともっとあるんだと思います。
ハワイの犯罪動向の見方
ハワイのどこでどんな犯罪が起こったかはホノルル警察のウェブサイトから知ることができます。
ホノルル警察署
http://www.honolulupd.org/
Crime Mapping(犯罪地図)のページを開きます。
そして SUMMARY をクリック
すると先ほどの、この一週間でハワイで起こった犯罪を見ることができます。
どのマークが何を示しているか日本語訳をつけてみました。参考までにどうぞ。
調べてみてわかったことは、ハワイ(オアフ島)には治安のいいところなんてないということです。全島において盗難や車上荒らしがはびこっています。
犯罪がこんなに多いのは、私のような平和ボケしたノー天気な観光客が「盗ってください」と言わんばかりにバッグを置いていくのも、もちろん加担しているでしょうし、ドロボーが盗れるものを盗らないわけもないだろうし、そもそも、盗るものがなければこんなに犯罪は起こらない訳です。
平和ボケ観光者がハワイの治安を悪くしているともいえるのではないかと思いました。
ハワイに行く前、アメリカ人の友人から何度も「なんでワザワザあんな犯罪者だらけのところに行くの?」と言われていました。
が、わたしはまったく聞く耳持たずで、きっとパラダイスに行くから嫉妬してるんだわ~♪と「だってキレイじゃん!」なんて無邪気に答えていた私・・・本当におバカさんです。
もちろん友人にチョイチョイからかわれているのは言うまでもありません。
車上荒らしでバッグを盗まれ反省したこと
ハワイのマカプーポイントでの盗難被害で反省すべきことは、間違いなくただひとつ、車内には貴重品を置かない!!これに尽きます。犯罪多発地域で車内にモノを置いて離れるのは、自ら取ってくださいと差し出しているようなものです。
今回、被害に遭ってからハワイの車上荒らしについて調べてみました。
そこで分かったことは、
- ドロボーはレンタカーかどうか一目でわかるらしい
- ターゲットとなるレンタカーを見つけると後をつけてくる
- そして観光地で駐車するのを待っている
- 爆音で走っていった車は、ガラスを割る音を消していたようだ
- 昼間とか人がいるとか全然関係ない
- 時間があるならスーツケースごと持っていく(ポリスいわく)
レンタカーにはバーコードが付いている車もあり、知っている人には観光客だと一目瞭然なのだそうです。
そして今回のレンタカーは、車高が高く、窓はスモーク加工されていました。ドロボーが隠れやすく、なおかつ、大量のスーツケースを積んでいるのが影で見えるため観光者ということがバレバレだったのでしょう。犯罪者に見つかった時点でカモなっていたのではないかと思います。
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レンタカーで車上荒らしに遭わないための対策
今回のような車上荒らしに遭わないための対策として先に述べたように、まず貴重品は車内に置かない。外から見えるとこにはiPhoneのケーブルでさえ置かない。
ドロボーはそもそも、旅行者のレンタカーと言うことを分かって犯行に及ぶので、狙われるのは防ぎようがありません。
どうしてもレンタカーで、スーツケースを積んで観光地を回りたい場合は、車の外から見える高さには積まないようにしましょう。スーツケースが乗っていると分かった時点で目をつけられます。
またスーツケース同士を紐でくくり、車中のどこかに括りつけておきましょう。(警察官いわく、大きなスーツケースでもあっという間に丸ごと持って行かれるそうです。)
もっと用心するならスーツケースやバッグにGPS機能の付いたデバイスを入れておくのもいいと思います。もし盗られたら追跡できます。
レンタカーは、あまり暗くないスモーク加工の窓の車がいいでしょう。
今思えばハワイの駐車場には窓が濃いスモーク加工されている車は少なかったように思います。
日差しは強い地域ですが、死角を作りやすい暗い窓はあまり好まれていないのかもしれません。車自体もホノルル以外では高級車は少なかったですね。
盗難時に役に立ったもの
※ここの記事は、日本のキャリアの海外ローミングサービスに加入していく人には該当しません。
盗難時に持っててよかったのは、なんと言ってもスカイプの日本国内の携帯・固定電話へのかけ放題プランです。
これは月々900円ほどで、300分間、日本の携帯(スマホ)や固定電話へかけられるとても便利なスカイプの日本向けプランです。世界かけ放題プラン(月々1300円ほど)だと、日本の携帯へはかけられません。
でもこの日本向けのプランなら、携帯でもOK。
これなら個人の携帯にもすぐさま連絡を入れることができます。
今回の盗難時にはこのスカイプを使って、カード会社やソフトバンクなどの海外での盗難や緊急時の24時間対応サービスに連絡し、すぐに利用停止の手続きを取ることができました。
ちなみに、回線の通信状態は良好でまったく途切れることなくカスタマーサービスと話すことができましたよ。スカイプの通話状態はこの数年でかなり改善されたと思います。
それにしても、もしこのサービスに加入していなかったら、まわりに何もない観光地で日本へ電話をかけることもできず、ただただクレジットカードを悪用されるんじゃないかと怯えて過ごしていたことでしょう。考えただけでゾッとします。
ふだんスカイプを使っていない人でもスマホを持って行くなら、海外に行く前にスカイプをダウンロードしておき、このプランに加入しておくことをおすすめします。解約はいつでもできるので、旅行中だけ契約しておくことができます。
メモ
海外から電話をかけるときに必要な日本の国番号は「81」
海外Wifiサービスは外せない
スカイプはオンラインサービスなので、電話をかけるときには「イモトのwifi」のような海外wifiサービスを持っている必要があります。
一緒にいた人が「イモトのwifi」を借りてきていましたが、サクサクと問題なくつながっていました(ハワイの場合)。
保険と思って、海外へ行く際にはぜひ持っておきたいアイテムです。
くわしくはこちら↓
>>海外でスマホ使うなら【イモトのWiFi】
もしもの時のためにやっておけばよかったこと
海外旅行のトラブル対策!出発前ゼッタイやっておきたい3つのこと!!でも説明していますが、これだけは、本当にやっておくべきだった!!!と痛感していることは、各種ID(身分証明)のコピーです。データでもなんでもいいと思いますが、荷物のほかに、身に着けるかして管理しておくべきでした。
つぎに、各カード会社等の、海外用緊急連絡先リストの作成。
盗難になってからあわててネットで連絡先を調べたので、焦りがハンパなかったです。一緒にいた人たちにもテンパってしまい感じ悪く接してしまいました。自分が使っているカードやその他、日本領事館や大使館、病院などの連絡先はしっかりまとめておきましょう。
紙でのハードコピーと、googleドライブのようなネットで取り出せるところの両方に置いておくといいかもしれません。これは国内用も作成しておいた方がいいと思います。
犯罪に遭ってしまったら・・・ポリスレポートのもらい方
※今回の盗難時のフローですべての方にあてはまるわけではありせんが、参考までに。
アメリカで事件に巻き込まれたら「ポリスレポート」をもらわなければなりません。これは事件に巻き込まれた詳細などが書かれた公的な書類で、盗難保証が保険に付いている海外旅行者傷害保険の請求などに必要です。
ポリスレポートをもらうには、まず事件発生後すぐ警察に来てもらい(または警察署に行き)ポリスレポートナンバーをもらいます。私たちの場合は盗難現場で出してもらいました。
そして一度ホノルル警察の Identification Division(身分証明書課みたいなところ)に出向きます。このとき、自分の住所を書いた封筒と切手を持参しなければなりませんでした。そして何か書類にサインをしました。(なんだったか失念してしまいました^^;)
担当の方はすでに書類を作成して待っていてくれていたために、手続きはほんの5分ほどで終了。
余談ですが、このとき担当してくれた受付の女性の方が「大変でしたね。」とやさしい言葉をかけてくださり涙が出そうになりました。
事件を担当した警察官がポリスレポートを作成し、出来上がったら日本在住の人は日本の住所へ、アメリカ在住の人はアメリカの住所へそれぞれ郵送されます。自分の場合は一週間くらいで自宅に届きました。
日本の領事館にも連絡
警察と同時に日本領事館にもすぐに連絡を入れましょう。パスポートを盗まれたら領事館で新しく作ってもらわないと日本へ帰れません。書類を提出し終えるとすぐに臨時パスポートを発行してもらえます。
▼ハワイでパスポートを盗難・紛失したときの申請方法(領事館ホームページ)
在ホノルル日本国総領事館
Consulate General of Japan in Honolulu
総領事館連絡先
1742 Nuuanu Ave.
Honolulu HI96817
Tel: 808-543-3111
Fax: 808-543-3170
開館時間
月曜日~金曜日
8:00-12:00, 13:00-16:00
(12:00-13:00まで昼食休憩となります)
領事窓口時間
8:00-11:30, 13:00-15:00
(パスポート, 証明, 各種届出, ビザ等の窓口対応は15:00に終了します)
連絡を入れたら領事館の指示に従って行動しましょう。
チェック
もし携帯・スマホもなくなったら・・・
念のために自分のキャリアの会社のサイトを読んでおきましょう。
まとめ
ハワイの治安が悪い悪いと書きましたが、ハワイが悪いのではありません。
「自分の身は自分で守る」が出来ていなかった自分が悪いと大反省です。5年ほど前、アメリカ・ジョージア州のサバンナで車でつけられ銃で脅されたときも、深夜に一人で運転していた私が間違っていたし、海外では注意しすぎるくらいに注意してちょうどいいのです。
初めてのハワイで、ハワイのことが大好きになったし、カイルアの海は信じられないほどきれいだったし、食べ物もすごくおいしかったのでぜひまた行きたいと思っています。
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