※2023年11月現在では480円に値上げになっています。
そのお店は、アメトークで紹介されて話題になった【田舎 公設市場南店】というソーキそば店。
「田舎」についてはすでにたくさんの人がブログやレビューサイトに書いていますが、沖縄そばマニアとしては掲載しない訳にはいきません。
それに牧志第一公設市場は再開発の計画があるので記録としても残しておきたいので写真盛りだくさん口コミします。
(愛をこめて)
ソーキそば 田舎 公設市場南店の紹介
「田舎」は牧志第一公設市場の裏手の方に入った路地にあります。
この入り口がなくなると思うとさみしいです・・・
裏路地に入っていくと、ひときわ目立つ看板があります。なんと前は「350円」だったんですね。値上げしても看板はそのままにしているところもナイスです。
しかし、この暗がりな感じ、たまりません。この暗さで朝の10時です。一日中飲んだくれていたい雰囲気です。
近づいて撮影してもなお雰囲気よし。
左下に「田舎」のマスコットのゴリラが乗っかっています。
入口です。ガーデニングアイテムがあエッジを効かせています。
力づよい手書きの筆文字がイケてます。
店内。月日の積み重ねを感じるインテリア。
散らかっているようでキチンと分類して整頓されているのが好印象。
戸棚の中も整理整頓が行き届いていて、気持ちいい。あのサインがだれのか気になります。だれのだろう?
達筆なポップ。
ふつうでも十分なボリュームなのに大の量は如何ほどだろう。
そして、なんと替え玉が!このときは気づかなくて写真を知ってしまった。
5千円札、1万円札での支払いは好まれません。しかし私が行ったとき、となりに座っていた男性が1万円しか持っていなくて困るというシチュエーションに遭遇しました。
2千円札と千円札を持っていたので声をかけて両替したけど、あのとき2千円札取っておけばよかったな、と後悔先立たずな思い出ができました。
小銭か1000円札を用意して行きましょう。
390円ソーキそば激押しなメニュー。
小上りがあるので、茶の間風に座って食べたい人はこちらで。
入口の戸が内側からガーデニングでおしゃれ。
「冷水です 自由にどうぞ」
沖縄らしさいっぱいのハデなウォータータンク。10ガロン分入る。
よこに貼ってある「霧笛が俺を呼んでいる」が気になったのでググってみました。
霧笛が俺を呼んでいる
1960年日活 製作
監督: 山崎徳次郎
主演:赤木圭一郎
出演:芦川いづみ, 葉山良二, 吉永小百合
※裕次郎、旭、に続く“第三の男”と呼ばれた赤木のミステリーアクション!トニーこと赤木圭一郎の最高の一本。霧にむせぶ港町横浜を舞台に、不慮の死をとげた親友の謎を探る男・赤木圭一郎と、親友の恋人・芦川いづみとの淡いロマンスを絡めたミステリー・ロマン。
ーアマゾンより
もう60年近く前の映画でした( ゚Д゚)
さて、カウンターの上。
こちらも几帳面におはしがきっちりと詰められていて、さらにはホコリひとつなくきれいに拭きあげられています。
たとえお店は古くてもこの清潔感はすばらしい!
お待ちかね、ソーキそば390円。
ココロが洗われるような透き通った美しいスープと、食欲をそそる小口切りのネギとお肉の茶色のコントラストは絵画のよう。
サイズが分かるよう、手のひらを横に置いてみた。お肉でっかいw
はい、どうぞ、お近くから鑑賞してください。
完璧な煮え具合です!うつくしい。美しすぎる。
麺は細めのストレート平麺です。適度に硬くて、スルスルといくらでも食べられる!
老舗の沖縄そばメーカー「亀浜そば」の細麺を使っているそうです。
出汁はあっさりめで、カツオがしっかり効いてて、塩海も完ぺきなバランス。
お肉は柔らかすぎず、硬すぎず、ホロホロと崩れつつもゼラチン?(半透明の筋?)にはちょうどよい歯ごたえがあります。
甘めな味付けで九州人にはたまりません。
毎日通いたい味の「田舎」のソーキそば
沖縄ソバもラーメンやうどんと同じく、お店によってそして地域によって味、麺、スープがちがいますが、田舎のソーキそばはこれまで食べた沖縄ソバの中でもマイベストTOP3に入るソバでした。
再開発でもしかしたら現店舗はなくなってしまうかもしれませんが、建物が新しくなってもぜひこの味(できれば値段も)つづけて欲しいです。いえ、少々値上げされてもきっと食べに行きます。
田舎 公設市場南店 基本情報
住所:〒900-0014 沖縄県那覇市松尾2丁目10−20
電話: 090-9786-0501
時間:10時00分~18時30分
定休日: 毎週日曜日
料金は現金前払い、食べ終わった器はカウンターへ乗せましょう。