アニメだいすき テレビ・映画

「君の名は。」を11回観た。アメリカでも観た。飛行機でも観た。[ネタバレ注意]

投稿日:




君の名は レビュー ネタばれ

観るたびに好きになる、君の名は。マジック

新海誠監督の「君の名は。」にどっぷりはまり現在までに11回観てきました。

最初の2回は日本の映画館で、アメリカ往復の飛行機の中で7回、そしてアメリカの映画館で2回。

1月に日本ではじめて「君の名は。」を観たときは、仮にもほんの少しだけどアニメ関係に携わっているし、話題作だから終わる前に観ておくか、くらいの感じで映画館に足を運びました。

真っ青な空に美しい尾を引きながら流れ落ちていく彗星のオープニングに圧倒されながらも、実はお恥ずかしながらストーリー展開にまったくついて行けず、初回の感想は「これってRADの PV作りたかったの?」と言ったものでした。

たまたま行った映画館の音響のボリュームがすさまじく、「映画の効果音ってこんなに爆音だったッけ?」と思うほどの音だったのも、RADの曲しか耳に残らなかった理由だったのかもしれません。

それに加え、自分は推理しながら観ないといけないミステリーものとかサスペンスもの、そして時系列が前後するストーリーがものすごく苦手で、少しでも展開が複雑になって来るとすぐ頭の中がこんがらがるので、「君の名は。」が始まって瀧くんが三葉になって、そのあと三葉が瀧くんになって学校に行くシーン辺りから、もう時系列が分からなくなってしまっていました(笑)

なので、そのあとのストーリーは話を追いながらも頭の中は「???」。

何がどうなっているのかついて行けず、結果「RADの曲っていいな~♪色キレイだったな~♪」で終わってしまったのです。

大学生の男の子たちが泣きながら見ていた、と聞いていたので、どこかで自分も泣くんだろうな~と、ハンカチを手に握りしめながら鑑賞に臨んだのですが、涙どころかストーリーが分かんなくなってポカーンとなって、目はカラカラに。

案の定そのことを友達に話すと「多分アンタならそうなると思ったよ。LINEで今から観るって来た時、この人ストーリーに追いつけないだろうなって思ってたし。(笑)」と言われてしまいました。さすが友人、仰せの通りw。

こんな感じで納得のいかない終わり方をしたので、ネットでネタバレ記事で予習し、しばらくしてもう一回見に行きました。(どんだけ研究熱心w)

2回目はRADの曲がものすごく心地よくて、ストーリーや映像の素晴らしさはもちろんヒットの要素だと思いますが、加えて、RADの曲なくしてここまで完成度は高まらなかったんじゃないかとさえ思いました。

そして時系列を間違えないように自分の中で確認しながら、ああなって、こうなってとストーリーを追っていきます。

なんかちょっと疲れる映画だな~とは思いましたが、ストーリー展開のおもしろさにどんどん引き込まれて行き、2回目でなんとなく三葉と瀧くんの間に3年間のタイムラグがあることが理解できて楽しく観れました。

それでもまだ、ちょいちょい「?」と言う場面がありましたが、これは後ほど突っ込ませていただくとします。

 

ヘッドフォンで聴くRADの楽曲は鳥肌モノ!!

さて、3回目~9回目までは国際線の飛行機の中で鑑賞しました。

事前に自分が乗る飛行機で上映されているか、そして登場する飛行機が新機種の「ボーイング787ドリームライナー」であることを確認し、RADの曲を大音量で聴くために、BOSEのヘッドフォンを購入して搭乗することにしました。

あの映画を心から楽しむためにはRADの曲を大音量で流すに限る、そう確信していたからです。

DVDはまだ出ていないので、この楽しみ方をできるのはこの時点で飛行機だけでしたし。

飛行機の画面なんてダメダメじゃん?って声が聞こえてきそうですが、ボーイング787ドリームライナーはエコノミーでも身長160㎝の自分なら結構余裕をもってシートを倒して楽しめるし、座席前方のスクリーンは9インチ以上あるし、なんたって音質がそこそこがいいです。

質の良いヘッドホンを持っていけば、ほぼ自分の部屋で一人映画を楽しむ感覚で見れるのです!

ヘッドフォンを持参したおかげで「君の名は。」を細部にわたって研究できたし、RADの曲も画像付きでめちゃくちゃ楽しむことができました。

繊細でまるで映像のようにイキイキと再現されている東京の街と、緑が美しい糸守のむら、計算しつくされた光と影、息をのむほど透明感のある空、一時も目を離せないストーリー展開に、まんまと引っかかった私は君の名は。」が止まらなくなってしまいました。

12時間のフライトの間に4回、時間をフルに使ってこの作品を見続けました。おばあちゃんのことば、四葉の表情、お父さんの表情、タッチスクリーンの画面なので、何度も止めたり戻したり(笑)

後ろの席の人からは私のスクリーンは見えるので、「この人、何回同じの見るつもり?」って思われたかもしれませんねw

 

彗星が落ちてくるシーンはヘビロテ30回以上w

 

特に一番好きな、彗星が地球めがけて落ちていくシーン。30回以上は巻き戻して見なおしました。

あのシーン、ほんっとたまんないです。

「君の名は。」全編通してダントツに一番好きなシーンです。

「Sparkle」の歌詞とストリングスの流れと、曲線を描く彗星の群の動きが絶妙にマッチして、こんなに心を揺さぶられる美しいシーンは久しぶりに見ました。ハリウッド映画の「アルマゲドン」「グラヴィティ」とかあの辺のスペース系の作品のドキドキ感を思い起こさせてくれます。

彗星がね、生き物に見えるんです。群れになって「ヤッホーイツ!!」って叫びながらワイワイと地球に飛び込んで行ってるっていうか、私の中ではあれは生き物、エイリアンw

そして糸守に落ちていくシーン!

無音の後に爆発の爆音…素晴らしい演出ですね。あのシーンも何度見てもドキドキします。

映画が始まって、1時間30分~辺りのシーンばかりは、やっぱり映画館で観るのが圧倒的にいいですね。DVD が出たらひと部屋大スクリーンの部屋にして鑑賞会したいくらい。

あと、ご神体があるところで片割れ時に瀧くんと三葉が姿を現したあの場所は長野県の諏訪湖がモデルと言われていますよね。写真を見ると本当にそっくりです。まさにあの場所と言った感じ。「君の名は。」を見て行ってみた人も多いのではないでしょうか。

でもあの場所って自分的には、アメリカのアリゾナ州の「Meteor Crater」にそっくりなんです。今は観光施設になっていて、実際に端の方に立つことができるのですが、ゴツゴツした石の感じとか、乾いた土地の感じとかそっくり。

引いて撮った写真を見ても、かなり似ているんです。一目見て「あそこじゃん!?」って思いましたもん。

↓ココ

アリゾナ辺りは湿度が20%以下しかないので、片割れ時のような雲が出ることはほどんどないので、太陽が陰る景色は見ることはほぼ不可能ですが。

飛行機で観た5回目くらいから、やっとストーリーを自分の中に落とし込むことができ、瀧くんと三葉の心情に感情移入しはじめ、この辺りからはもうしょっぱなから涙が止まらなくなってしまいました。

「これじゃ、名前、分かんないよ…」のところは、ダメですね、思い出しただけでも滝のように涙が流れるし、それぞれのシーンを使ったRADのSparkleの公式MVみるだけで、涙腺崩壊、ダム決壊状態になってしまいます。このシナリオを考えた新海監督はマジ天才。

あそこで名前じゃなくて、これ書くかぁぁぁぁぁぁっ!ってヤラれた感ハンパないです。

ま、冷静に考えると「書くとき見てなかったの?」ってなっちゃいますけど、そんなことを考えたらこの映画の素晴らしさが半減してしまいますので、ここは素直に涙を流すのが礼儀ってもんでしょう。

彗星から名前のシーンの1時間30分辺りからエンディングまでは、思い出すだけで心臓がバクバクします。好きすぎて。

 

10回目と11回目はアメリカの映画館で。観客の反応は?

さて、10回目と11回目の「君の名は。」鑑賞は、4月7日に公開が始まったアメリカで観てみました。
海外の人がどんな反応をするか直接見てみたかったし、例の彗星のシーンをまたスクリーンで観てみたかったのです。

ラッキーなことに選んだ映画館は全席がリクライニングシートになっている映画館で、大好きな「君の名は。」をプラネタリウムみたいに寝っ転がって観ることができました。彗星のシーンを超リラックスしながらスクリーンで観れるなんて幸せすぎです。

↑超ラクちん♪これで1映画5ドル75セント
(約600円くらい)

 

私が観たのは2回とも日本語版で英語字幕でした。英語の吹き替え版の、瀧くん役とテッシー役のアメリカの声優さんは顔見知りなので彼らの声を聞きたかったのですが、行けた映画館が日本語版だったのでちょっと残念。

RADの英語ヴァージョンでも観たかったのですけど。

関心があったのはアメリカ人がどのシーンで笑ったり泣いたりするのかってところでした。

結果、日本と同じで、三葉になった瀧くんが「あいつに悪いか…」と言いながらやっぱり胸を揉んでいたシーンと、口噛み酒を飲んで倒れた瀧くんが、死んだと思った三葉になれたとき、鼻水と涙を流しながら胸を揉んでいたシーンです(笑)

そしてそれよりも笑いが大きかったのは、三葉だった瀧くんのことを、司くんが「なんか、あいつ昨日可愛かった・・・」(でしたっけ?)と顔を赤らめたシーンでした。

2回とも女の子たちの「キャー♪」と言う叫び声が聞こえました。きっとアメリカのアッチ系の方々ですね(*>∀<*)

泣いている人は見かけませんでした。

一回でストーリーが分からなかったのか、あのノスタルジックさは響かないのか、その辺は分かりませんが、見終わった後にはすごいざわめき、というかものすごい勢いでみんなガヤガヤと話し始めたので、すごく感じるものはあったのではないかと思います。

知り合いのアメリカ人が何人も観にいっていますが、やはりストーリーがどうのと言うよりも、透明感のある背景のすばらしさ、カラーリング、光の描き方、などが話の中心になっています。

 

アメリカの映画館は余韻もなしに強制終了w

ところで、アメリカで映画を見に行っていつもいつも、必ず思うのが、みんな見終わって出ていくのが早い!!!

エンドロールの終わりまでいる人なんてほとんどいません。今回「君の名は。」のときは残っていたのは見た目アジア系の人たちだけです。いわゆる欧米系の見た目の方たちは、終わったと思ったと同時に席を立ってとっとと出て行ってしまうんですよね。あれはなんだろう?

個人が出ていくのはまだわかるとして、まだ「なんでもないや」が流れているのに電気がついて、清掃員がほうき持って入って来るとは何事ぞ!!

自分はどんな映画でもかならずエンドロールの最後の最後まで観る派なので、毎回これにはがっくし。最後までたのしませてください~~~!

あ!それと、思い出した!ここの映画館って施設は上等だったけど、全体的にスピーカーから流れる音がこもってて、RADの曲が全く活かせてなかったです。

「前前前世」があのタイミングで元気よく流れ始めるから、メリハリがあって入れ替わりがテンポよく進んでいくのに音がしょぼくてまったく迫力がなかった。

飛行機でヘッドフォンで聞いたときはかなりボリュームを上げていたから、心の底から映像と音のコラボを楽しめたのに。2回目に行ったときはちがう部屋で、こちらはちょっとボリュームが上がって、音もクリアに聞こえててまぁまぁでした。

それにしても、上映前にチェックとかしないのかな。それとも日本人と欧米人は聞こえる音がちがう(虫の音が拾えるとか拾えないとか)からのことなのか。その辺はわからないけど、ほかの地域の映画館ではちゃんとボリュームを上げてくれていたことを願うばかり。

 

新海監督、スタッフさま方、すみません、突っ込ませてくださいませ

すっかり「君の名は。」にハマってしまったワタクシですが、ハマって11回も観たばかりに見えてくる「粗」と言うものもあります。俗にいう”ツッコミ”ですね。

ネタバレにもなるし、新海誠監督にツッコミを入れるのは許せない!と言う人は血圧が上がると思うので、読まないでくださいw

時系列で説明しきれないというか、あれ?と思ったところがあるんです。私が理解できていないだけなのかもしれない。そんなポイントを書き出してみました。愛ゆえの投稿だと思ってもらえると幸いです。

(1)瀧くんになった三葉、バイト先も分かっていなかったのに、バイトはちゃんとこなせている!そこは体で覚えてるの?

(2)司くんと奥寺先輩と3人で、破壊された糸守に行ったとき、瀧くんは「つい2,3週間前に彗星が落ちるねって言ったんだ」って言ってました。で、次の日、食堂のおじさんに「ご神体」のある場所まで連れて行ってもらって、そこで「口噛み酒」を飲んで転んで、起きたら三葉になっていた。

この時点で、三葉に彗星が落ちてから2,3週間たっているわけで、それまで通り同じ日付で入れ替わったら、三葉はもうこの世にないのでは?

(3)マジックで名前を書こうと瞬間に消えた三葉。次のシーンでは山道を走っていた。どこでどうなった???

(4)髪を切った三葉がテッシーとさやかの前に現れて、そんでそのまま彗星が落ちた。入れ替わった瀧くんの三葉は、教室で髪を切ったのをテッシーとさやかに見せた。
えー。ここほんとにどうなってるの???

(5)彗星は、空を見上げた三葉が「あ、割れてる。」と言ってからすぐに落ちた。
でも、瀧くんと会って三葉が村に戻ってからの彗星は、割れてから落ちるまで大分時間がかかっていた。

テッシーもお父さんを説得する時間もあったし、割れてから三葉も彗星観ながら大分走ってたし。

 

あとは~、あのバイト先の2人チンピラは必要だったんですかね。瀧くんの女子力を表すために、スカートが切られているのを縫ってあげるって設定になったんだと思いますが、うーん、先輩のスカートが切られているからって、幼稚園児のシューズバッグに入れるような刺繡はふつうしないと思います(笑)男性目線だとこうなるのかな?でもあのシーン、アメリカ人にはウケてました。

 

とはいえ「君の名は。」は何度でも観れる最高のアニメ!

長々と「君の名は。」への想いをつづりましたが、個人的に思うところの、この映画の大・大・大ヒットの要因は「何度でもループして観たくなる」と言うところにあると思うんです。ヘビロテでグルグル観れる映画なんですね。

彗星が落ちるシーンからストーリーはどんどん2人の出会いへと進んでいき、彗星が落ちたことがターニングポイントになって、最後に瀧くんと三葉がようやく出会えた時、「こういうことだったんだ!彼らの出会いをも一回おさらいしたい!」と、最初から見たくなるんですね。

で、冒頭の空を見上げるシーンをみて、そうそう、これこれ、とワクワクする。

彗星のシーンになって「ここで三葉に当たって~・・・」と思ってるうちに話が進んで、やっと二人が出会えて、よかったねぇぇぇぇぇぇl!!となって、また、彼らの出会いとここまでの軌跡を見直したくなる・・・

こんなエンドレスな鑑賞が延々と繰り返されるわけです。少なくとも私の場合w

すごくないですか?この計算されつくしたストーリー!よく思いつきましたよね、ほんと。

新海監督が、ループで観たくなることを計算してあの構成にしたのかぜひ聞いてみたいですね。多分そうだと思いますが(←何を根拠にw)

 

新海誠監督の挿入歌へのこだわりにも感動

そして、監督の音楽へのこだわりにもやはり感動しない訳にはいきません。

「君の名は。」が日本で上映され始めたころ、監督が情報番組でRADと一年半かけて映像似合う音を話し合った。と言っているのを聞いて、これまでのアニメ作品とはやはり一線を画しているとおもいました。

ほかのアニメも、もちろん挿入歌やBGM、オープニング、エンディングにこだわっている作品もあると思いますが、「君の名は。」ほどストーリーと映像と音楽を融合させようとした作品は他にないのではないかと思います。

乱暴に言えば、そこまでお金をかけたと言う感じでしょうか。

このことを思ったのは、「言の葉の庭」のエンディングの秦基博が歌う「rain」の入り方を観たときです。秦さんの「rain」が主人公の心が解き放たれた時に流れ出すのですが、その曲の挿入のタイミングが超、超絶妙なのです。ここでか!!!とまたやられた感に苛まされてしまいました。

「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」と続いての「君の名は。」と生み出してきた新海誠監督に、次の作品を期待せずにはいられません。

いられないけど、自分の中で監督の世界観を確立してしまっているので、次回作がまったくちがうものだったらどうしよう、ここで終わってもらってもいいか、という、実に勝手で複雑な気持ちもあります。

DVD、ブルーレイの発売は2017年の秋の予定のようですが、もちろん、買いです。

発売日までにお金をセーブできたら、56インチくらいのテレビを買いたいと思っています。それもひとえにあの、彗星のシーンを見るために。BOSEのサラウンドシステムも置きたいな。

以上、もう一度、瀧くんと三葉、そして彗星さんを見る日が楽しみで楽しみで仕方ない、ボッチ鑑賞11回の感想文でした。

 

Amazon

http://amzn.to/2oX1lJc

http://amzn.to/2qhlwFE

 

 







-アニメだいすき, テレビ・映画
-, ,

Copyright© ねこのめダイアリー , 2017 All Rights Reserved.